ウェイウェイさん IN 「レコーディング3!」
「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
第589回 ウェイウェイさん IN 「レコーディング3!」
今回もレコーディングのご報告、第3弾です。
レコーディングは、カヴァー曲でも新曲のオリジナル曲でも同じですが、必ず「プリプロ」という作業があります。
曲が決まったら、まずは、曲のイメージをアレンジャーに伝えて、デモ音源を作っていただき、その後ウェイウェイさんが実際にそのアレンジで弾いてみて、手直しをして、というやり取りがあります。
その全体を「プリプロ」と言います。
現在、レコーディングは順調に進んでいて、3曲録り終わりましたが、今週末から残りの曲のレコーディングが本格化します。
ということで、現在のウェイウェイさんは「プリプロ」真っ最中なわけです。
先週ご報告した「光る君へ」のメインタイトル曲「Amethyst」(アメジスト)も相当な「難曲」でしたが、まだまだ「難曲」は続きます。
そして、「技術的にはそれほど難しくない曲」は、逆に「どう表現するか」が大変な場合も多くあります。
二胡を実際に習っていらっしゃる方はご存じだと思いますが、同じ「音」を弾く場合でも「指使い」や「弓使い」によって、表現が大きく変わります。
(ちなみに、音楽の共通語の「五線譜」と伝統的な「数字譜」でも、まったく表現が変わるそうです)
ウェイウェイさんは「いかに表現するか」をいつも大切にしているので、「簡単に弾ける指使い、弓使い」ではなく、「表現力」優先です。
弦が2本の二胡ですが、内弦で弾くのか外弦で弾くのか、当然表現が変わります。
それらを含めて、ウェイウェイさんは「表現方法」をいろいろ試して、実際のレコーディングに臨みます。
――
こういう話を書くと、いつも思い出すのは、私がマネージャーになって最初のアルバム「Back to the…」です。
ウェイウェイさんはオリジナル曲を書く時、実際に二胡を弾いて作ることはほとんどありません。
浮かんだメロディを譜面にして、その後「プリプロ」をして、レコーディングに臨みます。
「Back to the…」も同様で、実際にプリプロを始めたときに、自分の作った曲なのに、「難しすぎて」その練習中に腱鞘炎になりました(爆)。
「なぜ、こんなに難しい曲を作ったのか?!」
と思ったそうですが(笑)、腱鞘炎の治療に行ったときに、指先に注射を打たれたときは後悔したとかしなかったとか・・・(笑)。
でも、いつもそれを克服して、素晴らしい作品にしています。
今回も、技術的に難しい曲も、表現的に悩む曲も含めて、現在「ひきこもり」してプリプロ作業しているので、実際ウェイウェイさんがどんな「状況」なのかは私も分かりません(爆)。
でもきっと、いつものように、レコーディングのときには、自分の「分身」である「二胡」で素晴らしい演奏をしてくれることと思います。
何度も書いていますが、20枚目となる「節目のアルバム」。
フェイスブックなどで、新しい「アーティスト写真」をご覧になった方も多いと思います。
とにかく、「気合い入りまくり」です。
日々、出来上がるつつある、ニューアルバムが楽しみで仕方ありません。
(2025.4.9)
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