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2025年4月

2025年4月30日 (水)

ウェイウェイさん IN 「レコーディング5!」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
591回 ウェイウェイさん IN 「レコーディング5!」

今回もレコーディングのご報告、第5弾です


レコーディング終了しました〜〜!!(パチパチパチ!!)
このあとは、レコーディング・エンジニアさんの「MIX作業」(たくさんの楽器の音のバランスなどを整える作業)となり、その音源を聞いて、問題がなければ、プレス工場への依頼となります。

節目となる「20枚目」のアルバム!
何度も書きましたが、「超難曲」もあり、さすがのウェイウェイさんも、一段落して、少しホッとしたようです(笑)。
そして、ジャケットのデザインも進んでいます。
素晴らしい写真の数々と同時に、もちろん、今回もウェイウェイさん自身による「ご挨拶」や「ライナーノーツ」の原稿もあります!!
20枚目となる「節目」のアルバムだからこそ、ウェイウェイさんの「思い入れ」は大きく、「熱いメッセージ」になる予定ですので、ぜひ、ジャケットもお楽しみに!!

例によって、この原稿を、レコーディングが終わった「ラフミックス」(最終的なミックス音源の前の状態)を聞きながら「役得」で書いています(爆・笑)。

毎回お願いしていることですが、CDを初めてお聞きになるときには、ぜひ「曲順通り」に聞いていただければと思います。
曲順にもウェイウェイさんの熱い思いがあります。
ウェイウェイさんのセルフライナーノーツを読みながら、ゆっくりお聞きください。

――

レコーディングも終わったので、早速、6月26日の「アルバムリリース記念コンサート」となる、品川教会でのセットリストの話になっています!

メルマガにありますように、一般のリリース日は7月2日ですが、6月26日に「特別先行発売」をします〜!
とはいえ、会場でしか買えないので、そのコンサートで演奏される「新曲」は、当然まだ誰も聞いていないことになります!
まだニュー・アルバムから「どの曲」を演奏するかは決まっていませんが、
「コンサートで聞いてから、自宅で聞き直す」
という、なんとも普通とは逆のことができるのも、楽しいですよね〜!!
それも、音楽を聞くうえでの一つの醍醐味だと思っています。

アルバムのタイトル「上海LadyWeiWei ISM」。
ウェイウェイさんが、なぜこのタイトルにしたのか、どんな思いが詰まっているのか。
みなさんがこのアルバムを聞いて、ウェイウェイさんの「思い」に自分なりの解釈で感じてもらえることが一番うれしいと思います。

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2025.4.30)

2025年4月16日 (水)

ウェイウェイさん IN 「レコーディング4!」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
590回 ウェイウェイさん IN 「レコーディング4!」

今回もレコーディングのご報告、第4弾です。

前回は、「プリプロ」のことを書きましたが、いよいよ、レコーディングの最終段階の「二胡入れ」です!

レコーディングのやりかたはいろいろあるのですが、基本的には、「ベーシック」を録音してから、いろいろな楽器を「ダビング」(ベーシックに追加で録音していく)して、最後に二胡を入れます。
それは、歌手の場合もほぼ一緒で、簡単に言ってしまえば、「カラオケ」を先に作ってから最後に歌を録音する作業、と思っていただければご理解いただけるかもしれません。
(と言いつつ、ちょっとニュアンスが違いますが・・・)

もちろん、そうではなく、「せーの」でみなさんと一緒に録音することもあります。
ときには「二胡入れ」(歌入れ)のあとに、追加で他の楽器を録音することもありますが、まぁ、とにかく、今週は最大の山場の「二胡入れ」の週なのです!

順調に行けば、今週で「録音作業」がほぼ終了して、その後は、「ミックス」という作業に入り、最終形となって、ほぼ同時作業で「ジャケット」のデザインをすすめて、最終的にプレス工場で「CD」となり、皆さんのお手元にお届けできるようになるわけです。

本当に楽しみでもあるのですが、ウェイウェイさんにとっては、「楽しみが大きい分、産みの苦しみも大きい今週」です!!

――

先週も書きましたが、今週最後に予定されているのは、おそらく今回のアルバムで一番の「難曲」が待っています。
ある曲のカヴァーなのですが、以前、その曲の「ベーシック」を録音した際に、ウェイウェイさんがその曲のアレンジをしていただいた方に言いました。

「この曲は難しい〜〜〜〜!!」

もちろんこれは、「クレーム」では無く(笑)、「無理難題であればあるほど、果敢に挑戦する」のがウェイウェイさん流なのだし、だからこそ、ずっと「二胡の未来」を見つめて「2オクターヴの音域の二胡で『無限の表現』を試みて」きた結果だと思います。
ずっと、「二胡のトップランナー」として活躍を続けている証でもありますね。

まさしく、アレンジャーさんに言われました。

「そもそも、ウェイウェイさんがこの曲を二胡でやりたいと言い出したんですよね?!
チャレンジですよね〜〜〜〜!(笑)」


それを言われたウェイウェイさんは、少し「困ったような顔」になっていました(爆)。
前回書いた「Back to the…」もそうですし、「月光」の時も同様です。

考えてみれば、デビュー前から、二胡奏者としてジャズの老舗の「銀座SWING」に出演して、「二胡でジャズ」を弾き、あの「Spain」を今は多くの方が「二胡でSpain」を演奏していますが、その先駆け。
さらに思い出してみれば、「二胡でロックバンド」の「五星旗」に参加して、「座っていたらロックじゃない」と「スタンディング」で二胡を弾き始めたウェイウェイさんです。

「現代二胡のパイオニア的存在」
と言われるのは、当たり前ですね。

――

ただ、つい先日、ピアノと二胡だけのバラードも録音しました。
そちらは、「せーの」で一緒に演奏されました。
とても繊細で、二胡ならではの、そして、ウェイウェイさんならではの演奏で鳥肌が立ちました。

さらに、こちらは今週の二胡入れですが、ウェイウェイさんのオリジナルで、「古き良き上海」を感じさせるような曲も待っています。


記念すべき、節目の20枚目となるアルバム。
より多くの方に聞いていただきたいと、強く思うアルバムです。

ご期待ください!!

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2025.4.16)

2025年4月 9日 (水)

ウェイウェイさん IN 「レコーディング3!」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
589回 ウェイウェイさん IN 「レコーディング3!」

今回もレコーディングのご報告、第3弾です。

レコーディングは、カヴァー曲でも新曲のオリジナル曲でも同じですが、必ず「プリプロ」という作業があります。

曲が決まったら、まずは、曲のイメージをアレンジャーに伝えて、デモ音源を作っていただき、その後ウェイウェイさんが実際にそのアレンジで弾いてみて、手直しをして、というやり取りがあります。
その全体を「プリプロ」と言います。

現在、レコーディングは順調に進んでいて、3曲録り終わりましたが、今週末から残りの曲のレコーディングが本格化します。
ということで、現在のウェイウェイさんは「プリプロ」真っ最中なわけです。

先週ご報告した「光る君へ」のメインタイトル曲「Amethyst」(アメジスト)も相当な「難曲」でしたが、まだまだ「難曲」は続きます。
そして、「技術的にはそれほど難しくない曲」は、逆に「どう表現するか」が大変な場合も多くあります。
二胡を実際に習っていらっしゃる方はご存じだと思いますが、同じ「音」を弾く場合でも「指使い」や「弓使い」によって、表現が大きく変わります。
(ちなみに、音楽の共通語の「五線譜」と伝統的な「数字譜」でも、まったく表現が変わるそうです)

ウェイウェイさんは「いかに表現するか」をいつも大切にしているので、「簡単に弾ける指使い、弓使い」ではなく、「表現力」優先です。
弦が2本の二胡ですが、内弦で弾くのか外弦で弾くのか、当然表現が変わります。
それらを含めて、ウェイウェイさんは「表現方法」をいろいろ試して、実際のレコーディングに臨みます。

――

こういう話を書くと、いつも思い出すのは、私がマネージャーになって最初のアルバム「Back to the…」です。
ウェイウェイさんはオリジナル曲を書く時、実際に二胡を弾いて作ることはほとんどありません。
浮かんだメロディを譜面にして、その後「プリプロ」をして、レコーディングに臨みます。

Back to the…」も同様で、実際にプリプロを始めたときに、自分の作った曲なのに、「難しすぎて」その練習中に腱鞘炎になりました(爆)。
「なぜ、こんなに難しい曲を作ったのか?!」
と思ったそうですが(笑)、腱鞘炎の治療に行ったときに、指先に注射を打たれたときは後悔したとかしなかったとか・・・(笑)。

でも、いつもそれを克服して、素晴らしい作品にしています。

今回も、技術的に難しい曲も、表現的に悩む曲も含めて、現在「ひきこもり」してプリプロ作業しているので、実際ウェイウェイさんがどんな「状況」なのかは私も分かりません(爆)。
でもきっと、いつものように、レコーディングのときには、自分の「分身」である「二胡」で素晴らしい演奏をしてくれることと思います。

何度も書いていますが、20枚目となる「節目のアルバム」。
フェイスブックなどで、新しい「アーティスト写真」をご覧になった方も多いと思います。
とにかく、「気合い入りまくり」です。

日々、出来上がるつつある、ニューアルバムが楽しみで仕方ありません。

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2025.4.9)

2025年4月 2日 (水)

ウェイウェイさん IN 「レコーディング2!」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
588回 ウェイウェイさん IN 「レコーディング2!」

前回に続き、レコーディングのご報告、第2弾です。

ウェイウェイさんのコメントにあるように、一昨日は、昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」のメインテーマ曲「Amethyst」(アメジスト)のレコーディングでした。
ご存じの通り、「光る君へ」の劇中では、ウェイウェイさんは二胡の演奏を担当しました。
ご覧になった方も多いと思います。

そのご縁で、「光る君へ」の音楽をご担当された作曲家の「冬野ユミ」さんと知り合い、意気投合し、記念すべき20枚目のアルバムに冬野さんにご参加をお願いしました。
実際にドラマ内で演奏した劇中曲を収録するということも考えましたが、冬野さんとお会いしての打ち合わせの際に、やはり、このご縁のきっかけになった、「ドラマのメインテーマ曲」を「ウェイウェイ・バージョン」で収録したら素晴らしいと、話が弾み、すぐに決定しました!

――

ただ、NHK交響楽団の演奏する壮大なテーマ曲を、どう「ウェイウェイ・バージョン」にするのが良いのかという会話に進んだ時、冬野さんが言いました。

「ハープとチェロとのトリオで、演りませんか?
しかも、実際にテーマ曲で演奏したハープ奏者の「朝川さん」にお願いするのがマストですね」
朝川さんは、ウェイウェイさんも以前のレコーディングの際にご一緒したことのある方で、「とても素晴らしい、唯一無二のハープ奏者」と、とてもリスペクトをしています。

これには、ウェイウェイさんも大賛成で、こちらもおおいに話が弾み、
「ぜひそうしましょう〜!!」
と、はい、すぐに決定しました(笑)。

そして、チェロはいつもご一緒している「奥泉さんにお願いしましょう」とこちらもすぐに決定して、あとは、もう、アレンジをどうするか、キーはどうするか、いつレコーディングするのか、と、トントンと話が進みました。

それからは日を追って、冬野さんからの第1稿、第2稿・・・、とオリジナルの「オーケストラ+ピアノ+ハープ」の良さを残しつつ、「二胡」をメインにした「ウェイウェイ・バージョン」にするために、冬野さんから来たアレンジを、実際にウェイウェイさんがデモ音源を作りつつ、ウェイウェイさんと冬野さんとのやり取りが続きました。
もちろん、冬野さんが、ハープの朝川さん、チェロの奥泉さんとも連絡をして、入念な事前準備をしていただきました。

――

オーケストラが奏でた楽曲を、二胡とハープとチェロのトリオで奏でる。
しかも、テーマは、「オリジナルの良さを残しつつ、ウェイウェイ・バージョンにする」なので、実際に演奏した方たちは、かなり大変でした。
しかし、一流の奏者はやはりすごいですね。
しっかり、事前準備をしてきていて、じつは今も昨日録った音源を聞きながらこれを書いているのですが(いつもの役得です・笑)、とても「トリオ」での演奏とは思えません。
壮大で、広がりのある世界観の中で、二胡ならではの「哀愁」と「前向きさ」があり、とても素晴らしい作品になっています。

ちなみに、原曲と同じキーで演奏したので、♭5個から始まり、転調して♭6個になり、また♭5個で終わります。
しかも、曲中でテンポが何度も変わり、というか、決まったテンポがないと言ってもいいほど、わざと揺れます。
なので、まるでオーケストラのように、冬野さんが指揮をして、それに合わせて3人が同時に揺れます。

しかもしかも、2オクターヴの二胡が主役です。
本当に、一番低い音から限界の一番高い音までを、ウェイウェイさんが弾ききって、2オクターヴとは思えない演奏でした。

収録後冬野さんが言っていました。
「これを弾ける二胡奏者は、ウェイウェイさんしかいませんね!」

――

次回のアルバムには、この曲の他にも、「アイリッシュ」「タンゴ」「ロック」「ポップス」などのカヴァー曲と、もちろんウェイウェイさんのオリジナル曲たち。
20枚目となる節目のアルバムとして、その「集大成」と「これからの二胡の世界」、そして、「ウェイウェイ・ウーならでは」の作品となることは間違いありません。

ウェイウェイさんの思いは、「夢」を「二胡を通じてお届けする」ことです。

ぜひ、ご期待ください!!

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2025.4.2)

 

 

 

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