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2025年2月

2025年2月26日 (水)

ウェイウェイさん IN 「二胡ヌーヴォーVol.1」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
584回 ウェイウェイさん IN 「二胡ヌーヴォーVol.1

少しご無沙汰してしまいましたが、マネージャーブログです(爆)。

先日、24日に「二胡ヌーヴォー」と題したシリーズ・ライブの第1弾がウェイウェイズ・カフェで実施されました。
現代二胡のパイオニアと言われているウェイウェイ・ウーと二胡界の若手奏者とのコラボライブ。
20年以上にわたって、二胡奏者のトップランナーとして活動を続けているウェイウェイさんだからこそ、「伝えていくこと」「伝えられること」を若手のアーティストと実際にコラボすることで生まれる「化学反応」。
本当に素晴らしいライブになり、満員のお客様たちからも絶賛の声をいただきました。

第1弾の共演者は「峠岡慎太郎」さん。
「峠岡」と書いて「たおおか」と読みます。
日本人でも「たおおか」と読める方は少ないと思いますが、なんと、中国に「峠」という漢字は存在していないようです。
なので、「峠」の中国語読みも存在しません。
リハーサルのときにはそんな会話もしつつ、とても楽しく進みました。

峠岡さんは11歳の頃に二胡と出会って、そこから二胡にどっぷりとハマって、現在に至ったとのこと。
二胡を始めた頃からずっとウェイウェイさんのCDを聞いてきたので、最初はとても緊張していました。
しかも、会場は「ウェイウェイズ・カフェ」。
お客さんも二胡の愛好家が多く、終演後峠岡さんは一言、
「お客さんの見る目が真剣そのもので、それも緊張感が増した原因」
と言っていました(笑)。

峠岡さんにとって、とても貴重な体験だったようで、「とても楽しく、そして成長できた実感がある」という言葉をいただきました。
同時に、それはウェイウェイさんも同様のようで、「未来のビジョンにタッチできた気がします!」ととても喜んでいました。

さらに、終演後にお客さんからも声を聞きました。
二胡を実際に習っている方が多かったので、峠岡さんが言うように、本当に「真剣そのもの」の眼差しで見ていて、「もっと二胡を勉強して、もっともっと上手くなりたい!」と思ったようです。

――

どの曲もとても素晴らしかったのですが、個人的に特に印象に残ったのは、ウェイウェイさんの作曲した「冬」と峠岡さんの作曲した「空蝉」の2曲でした。

「冬」は、私がウェイウェイさんのマネージャーになって最初のアルバム「Back to the⋯」に収録された曲で、尺八の藤原道山さんが参加された曲です。
「二胡と尺八」という、いわば「中国と日本」の伝統楽器のコラボ曲なのですが、聞いていると、どっちが二胡の音色でどっちが尺八の音色か時々分からなくなるという感覚があります。
今回は、「二胡と二胡」なので、どっちも二胡の音色なわけですが(爆)、とても調和されていて、同じ二胡の音色でも奏者が違えば「音色は違う」のですが、これまで数え切れないほどウェイウェイさんの音を聞いてきた私も、どちらがどのパートを弾いているのかが分からないほど「調和」していて、びっくりしました。

「空蝉」は、峠岡さんが18歳のときに作った曲とのこと。
まぁ、日本人で、たまたま11歳のときに二胡に出会って魅了され、現在に至るという珍しい方なので、当然なのかもしれませんが、「18歳という年齢で、こんな曲を書いたんだ!」と素直に驚きました。
「源氏物語」を題材にして、日本と中国を融合させたいと思って作った曲とのことで、見事にそれを表現していて、感心しました。
峠岡さんのオリジナルにウェイウェイさんのアドリブが加わって、新たな曲として生まれ変わりました。
まさしく、「日本と中国の融和」でした。

他にも、ア・カペラで演奏した「ラジオ体操的な曲」と「かくれんぼ的な曲」もとても楽しかったです!!

――

このシリーズは来月、再来月と続いて、その後も企画されています。
※発表されているライブはすでにSOLD OUTとなっていて、キャンセル待ちです。

本当に楽しみが続きます。
ウェイウェイさんの中で起こる「化学反応」。
そして、「若手奏者たち」のこれから。

2025年は「25(二胡)の年」。
二胡の未来は、明るいですね!

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2025.2.26)

ウェイウェイさん IN 「二胡ヌーヴォーVol.1」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
584回 ウェイウェイさん IN 「二胡ヌーヴォーVol.1


少しご無沙汰してしまいましたが、マネージャーブログです(爆)。

先日、24日に「二胡ヌーヴォー」と題したシリーズ・ライブの第1弾がウェイウェイズ・カフェで実施されました。
現代二胡のパイオニアと言われているウェイウェイ・ウーと二胡界の若手奏者とのコラボライブ。
20年以上にわたって、二胡奏者のトップランナーとして活動を続けているウェイウェイさんだからこそ、「伝えていくこと」「伝えられること」を若手のアーティストと実際にコラボすることで生まれる「化学反応」。
本当に素晴らしいライブになり、満員のお客様たちからも絶賛の声をいただきました。

第1弾の共演者は「峠岡慎太郎」さん。
「峠岡」と書いて「たおおか」と読みます。
日本人でも「たおおか」と読める方は少ないと思いますが、なんと、中国に「峠」という漢字は存在していないようです。
なので、「峠」の中国語読みも存在しません。
リハーサルのときにはそんな会話もしつつ、とても楽しく進みました。

峠岡さんは11歳の頃に二胡と出会って、そこから二胡にどっぷりとハマって、現在に至ったとのこと。
二胡を始めた頃からずっとウェイウェイさんのCDを聞いてきたので、最初はとても緊張していました。
しかも、会場は「ウェイウェイズ・カフェ」。
お客さんも二胡の愛好家が多く、終演後峠岡さんは一言、
「お客さんの見る目が真剣そのもので、それも緊張感が増した原因」
と言っていました(笑)。

峠岡さんにとって、とても貴重な体験だったようで、「とても楽しく、そして成長できた実感がある」という言葉をいただきました。
同時に、それはウェイウェイさんも同様のようで、「未来のビジョンにタッチできた気がします!」ととても喜んでいました。

さらに、終演後にお客さんからも声を聞きました。
二胡を実際に習っている方が多かったので、峠岡さんが言うように、本当に「真剣そのもの」の眼差しで見ていて、「もっと二胡を勉強して、もっともっと上手くなりたい!」と思ったようです。

――

どの曲もとても素晴らしかったのですが、個人的に特に印象に残ったのは、ウェイウェイさんの作曲した「冬」と峠岡さんの作曲した「空蝉」の2曲でした。

「冬」は、私がウェイウェイさんのマネージャーになって最初のアルバム「Back to the⋯」に収録された曲で、尺八の藤原道山さんが参加された曲です。
「二胡と尺八」という、いわば「中国と日本」の伝統楽器のコラボ曲なのですが、聞いていると、どっちが二胡の音色でどっちが尺八の音色か時々分からなくなるという感覚があります。
今回は、「二胡と二胡」なので、どっちも二胡の音色なわけですが(爆)、とても調和されていて、同じ二胡の音色でも奏者が違えば「音色は違う」のですが、これまで数え切れないほどウェイウェイさんの音を聞いてきた私も、どちらがどのパートを弾いているのかが分からないほど「調和」していて、びっくりしました。

「空蝉」は、峠岡さんが18歳のときに作った曲とのこと。
まぁ、日本人で、たまたま11歳のときに二胡に出会って魅了され、現在に至るという珍しい方なので、当然なのかもしれませんが、「18歳という年齢で、こんな曲を書いたんだ!」と素直に驚きました。
「源氏物語」を題材にして、日本と中国を融合させたいと思って作った曲とのことで、見事にそれを表現していて、感心しました。
峠岡さんのオリジナルにウェイウェイさんのアドリブが加わって、新たな曲として生まれ変わりました。
まさしく、「日本と中国の融合」でした。

他にも、ア・カペラで演奏した「ラジオ体操的な曲」と「かくれんぼ的な曲」もとても楽しかったです!!

――

このシリーズは来月、再来月と続いて、その後も企画されています。
※発表されているライブはすでにSOLD OUTとなっていて、キャンセル待ちです。

本当に楽しみが続きます。
ウェイウェイさんの中で起こる「化学反応」。
そして、「若手奏者たち」のこれから。

2025年は「25(二胡)の年」。
二胡の未来は、明るいですね!

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2025.2.26)

 

2025年2月 5日 (水)

ウェイウェイさん IN 「自由に羽ばたく」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
583回 ウェイウェイさん IN 「自由に羽ばたく」

今回のマネージャーブログは、徒然なるままに書こうと思っています(爆)。

最近のウェイウェイさんは、完璧に「NEW ALBUM」モードで、日々、次の20枚目のアルバムのことを考えています。

それに合わせて、これまでお世話になってきた方たちとお会いすることも多いです。
そして、みなさんから、「アルバムを20枚もリリースできることはすごいことですね!」と言われています。
本当にそうですよね!

メジャーデビューをしてから、20年以上もトップランナーとして、現役で活動していることもすごいことですし、ほぼ毎年のように、CDをリリースし続けていることは、「歌もののアーティスト」でもすごく少ないと言えます。

ウェイウェイさんが、なぜこれほど長く活躍できているのかを、「分析」ではありませんが、考えてみました(笑)。

――

これは、あくまで私の勝手な「憶測」「思い込み」なので、ウェイウェイさんの考えとは違うかもしれません。
なので、本人に叱られてしまうかもしれないのを覚悟して書きますね(爆・怖)。

ウェイウェイさんが、これほど長い期間、活躍を続けて来られたのは、「日本に来た」からだと思います。

ウェイウェイさんは上海時代、「寡黙」で「人見知り」だったそうです。
私を含めて、多くの方が「疑問視」することですが(笑)、、、。

まぁ、確かに中国でのラジオ出演などに立ちあった際、ウェイウェイさんは「母国語」なのに、「一つ一つ考えて発言」している感じで、日本でのラジオ出演などの時のように、「スラスラと」話ができませんでした。
(もちろん、私は中国語が分からないので、どんな話をしているのかは理解できませんでしたが、インタビュアーの質問に対しての「間」が微妙にあったのは理解しました・笑)
確かに、「寡黙」で「人見知り」のウェイウェイさんだと感じました。

その時思いました。

「ウェイウェイさんが、日本に渡らず、上海でずっと過ごしていたら、一流の「バイオリニスト」として、楽団の一員になっていたかもしれないけれど、今のように、「自分の描きたい音楽を自由に奏でる」ことはできなかったのかもしれない」

日本という「新世界」に降り立って、ウェイウェイさんは「自由」を感じ、謳歌できているのかもしれませんね。

「日本語」という「新しいアイテム」を得て、「二胡」という、これまで持ってはいたけれど「新しい表現」に気がついて、「自分の内面」を表現する「新しい感動」を手に入れたのかもしれませんね。

バイオリンと違って、「白いキャンバスに自由に描く喜び」を得ました。

――

最近は、「閑話休題」のネタを頂いていません(爆)。

それは、もしかしたら、「上海語」と同じように「日本語」をマスターできたせいかもしれませんね。
もちろん、まだまだ「知らない日本語」があるのかもしれませんが、それは、日本人の私にも同様にあるのだと思っています。

そんなウェイウェイさんが「自由に羽ばたく、20枚目のアルバム」が楽しみで仕方ありません!

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2025.2.5)

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