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2024年6月

2024年6月26日 (水)

ウェイウェイさん IN 「上海」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
560回 ウェイウェイさん IN 「上海」

みなさま!

怒涛の6月を過ごしているウェイウェイさんです。
あのバイタリティというかエネルギーというか体力というか、いつも書いていますが、本当にびっくりです。

はい、先週の書き出しと同じです(笑)。

というのも、現在ウェイウェイさんは、コメントにもあるように、8月に実施される「香港ドリーム80」の打ち合わせや準備のために、上海に戻っています。
ついこのまえアメリカに行ってきたばかりなのに、今週は上海。
まぁ、ウェイウェイさんいわく
「上海は、茨城に行くのとほぼ変わらないので〜〜〜」

ということになるのですが、なぜ「茨城」なのかは不明です(爆)。

――

私の初の上海は、マネージャーになったばかりの2009年でした。
それまで何度か香港には行ったことがありましたが、上海は初めてで、かなり「びっくり」することが多かった思い出です。
「上海万博(2010年開催)で、上海は大きく変わった」と言われていますが、実際その通りで、その頃の上海は、日々変わっていて、よくウェイウェイさんが言っていました。
「上海生まれの私が、日本の空港でガイドブックを買っていました〜(笑)」

ウェイウェイさんに案内されて、いろいろな場所に行ったのですが、タクシーに乗って移動中も、ウェイウェイさんが
「ここは、〇〇という場所で、コンサート会場が・・・・・・無い!!!」
「ここは、私がこどものころ通っていた学校で・・・・無い!!!」
「このあと、〇〇というレストランに行きましょう・・・・・無い!!!」
といった具合に、ウェイウェイさんの「思い出の場所」が、ことごとく別の建物になっていて、本当にウェイウェイさんにとっても「ガイドブックがないと分からない〜〜!」という状態でした。

2009年に私が上海に同行した理由は、「二胡サミット」のためでした。

ウェイウェイさんの恩師である「王永徳先生」が上海の主催。
兄弟子にあたり、現在九州全域を中心に活動している「劉福君」さんが福岡の主催。
そして、ウェイウェイさんが東京を主催して実施された「二胡サミット」。

その頃の私は、まだマネージャーになったばかりで、二胡のことをほとんど分からず、「目から鱗」状態でした。
まして、初の上海での現場ということもあり、当然中国語も全くわからないので、私はただ、ウェイウェイさんの後を追いかけているだけのような状態でした(汗)。

一番印象に残っているのは、(今から思うと、本当に赤面してしまうのですが)上海でのコンサート終了後に私が
「皆さん、すごく上手ですね!」
というと、ウェイウェイさんが
「当たり前です!
今日の出演者は、中国14億人のトッププレイヤーばかりです!」
と、まぁ、今だったら「なに、馬鹿なこと言っているの!」と怒られそうな話ですが、その当時は優しい口調で言われました(爆・爆)。

ーー

コロナ前までは、ほぼ毎年のように上海に行っていました。
変化していく上海を、私も経験しました。
初上海の時の印象が、とにかく強烈だったので、その時の街並みが変わっていくことに少し寂しさを感じたりもしていましたが、きっと、ウェイウェイさんにとっては、もっといろいろと複雑な気持ちなのだと思います。

それにしても、「二胡サミット」。
2009年とは、違う形になると思いますが、もしかしたら、来年あたり計画されるかもしれませんよ〜〜〜。

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2024.6.26)

 

2024年6月19日 (水)

ウェイウェイさん IN 「常に全力!」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
559回 ウェイウェイさん IN 「常に全力!」

みなさま!

怒涛の6月を過ごしているウェイウェイさんです。
あのバイタリティというかエネルギーというか体力というか、いつも書いていますが、本当にびっくりです。

昨日もそんな会話になりました。
私が、「そのバイタリティはどこから来るのですか?」と聞くと、
ウェイウェイさんは、こう答えました。

「だって、もったいないじゃないですか〜〜〜」

そうです。
本来、なまけものの私などは、朝の寝起きとか、少し疲れたときなどは、しばし「ぼ〜〜〜っと」過ごす時間が必要というか、「OFFON」への「移行」する時間があるのですが、ウェイウェイさんは、その時間がほぼ無いようで、「起きている時間=ON」、そして、「突然OFF」という生活のようです(爆)。

その性格のせいなのかどうかは分かりませんが、もちろん、お休みを取って、上海へ戻ったり、旅行に行ったりすることはありますが、「常に全力!」(爆・爆)。
言ってみれば、「ゆっくり、リラックスするために、全力で温泉に入る」みたいな感じです〜!

――

先日、あるインタビューがありました。
発行日が決まったら、改めてお知らせしますが、そのインタビューの際に、「二胡への愛情」を熱く語っていました。
自分の分身である「二胡」。
その音色の素晴らしさ、表現力、可能性。
それらは、すべて、ウェイウェイさんの「愛情」の表現です。

愛する肉親、愛する生まれ故郷の上海、そして、その上海以上に長く住んでいる、愛する日本。
愛する自分の分身と感じている二胡。
その二胡を通じて知り合った、多くの二胡愛好家。
多くのスタッフ。
そして、その活動を応援していただいている、愛する多くのファンの方たち。

ウェイウェイさんを見ていると、とても「精神的な生き物だなぁ」と感じることが良くあります(笑)。

先日のインタビューの際にもこんな表現をしていました。
「アメリカから帰ってきて、すぐ、翌日と翌々日は終日レッスンでした。
もちろん、身体は疲れがあるし、時差ボケもあるので、レッスンが始まったときは少しだるかったりしますが、熱心にレッスンを受ける二胡愛好家を前にすると、どんどん、テンションが上って、疲れを感じなくなります〜〜」

そうなのですよね〜。

結局、ウェイウェイさんは、「適当に」とか「手を抜く」ということができません(汗)。
「常に全力!」

その時々に感じる「気持ち」を大切にして、全力で向き合うことしかできない人なのですね!

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2024.6.19)

 

2024年6月12日 (水)

ウェイウェイさん IN 「光る君へ」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
558回 ウェイウェイさん IN 「光る君へ」

みなさま!

大河ドラマ「光る君へ」はご覧になっていますか?
物語りの展開の中に、ウェイウェイさんの奏でる二胡の音色が流れて、とても素敵ですね!!

音楽を担当されている冬野ユミさんのスタッフの方から、ご連絡が来たのは昨年の12月でした。
劇中に「二胡の音色を入れたい」と思い、ぜひ「ウェイウェイさんにお願いしたい」とご連絡をいただきました。
そして、年が明けて1月に資料が送られてきました。

TBSドラマ「JIN」の時も、映画「ドラえもん」の時もそうでしたが、このように「劇中」に流れる音楽に参加するときは、だいたいオンエア(公開)される前で、プロデューサーや作曲者さんから、内容の説明をされてレコーディングします。
なので、ウェイウェイさんは、その「説明」を聞いて、最大限「イメージ」を膨らませて演奏します。

今回の「光る君へ」では、レコーディングのときにはすでに数回放送をされていたので、ウェイウェイさんも「イメージ」を作りやすかったようです。
資料(音源や譜面など)をいただいてから、実際にレコーディングをする際には、
「通常の二胡と、もう一つ『低音二胡』も演奏したいと思いますが、いかがですか?」
と、冬野さんに提案をしていました。

そして、1曲目を「通常の二胡」と「低音二胡」の両方で演奏しました。

冬野さんもとても喜んでくれて、
「ありがとうございます。
どちらを使用するか、劇中のどのシーンで使うかによって考えますので、両方いただきます!」
と言っていました。

最初に劇中で使用されたのは「通常の二胡」バージョン。
そして、その数週後には「低音二胡」バージョンの両方が使われていました〜!

平安時代のドラマの中で、流れる二胡の音色。


JIN」の時もそうでしたが、「現代と江戸時代」を行き来する中で流れる「音色」。
やはり、「二胡の音色」はどこか「人のDNAに響く」という言葉が似合いますね。
「伝統楽器」という側面と、「現代」という側面。
ウェイウェイさんの奏でる二胡の音色は、その両方を兼ね備えています。
ウェイウェイさんは良く言っています。

「伝統」を大切にして、それを「継承」しながら、新たな音楽を作り続けること。

――

実は、先日の「品川教会」でのコンサートの際、JAZZの名曲「What a Wonderful World」を「低音二胡」で演奏しました。
それは、素晴らしい演奏でした。
そして、つい先日は同じ「What a Wonderful World」を、銀座のJAZZの老舗「銀座SWING」で演奏しました。

同じ曲、ほぼ同じメンバーで演奏された曲なのに、その聞こえ方は全然違っていました。

そのことを銀座SWING終演後にウェイウェイさんに言うと、
「それは当たり前です。
会場が違えば、お客さんも違う。
その時々で、歌い方も違いますから」
と、ばっさり(爆)。


もしかしたら、今後、「光る君へ」の劇中曲をライブで演奏するかもしれません!
その際は、ぜひ、みなさんもその「違い」を味わっていただければと思います。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2024.6.12)

 

2024年6月 5日 (水)

ウェイウェイさん IN 「二胡愛好家とのふれあい」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
557回 ウェイウェイさん IN 「二胡愛好家とのふれあい」

みなさま!

先週土曜日と昨日は、ウェイウェイさんは多くの二胡愛好家の方たちと楽しい時間を過ごしました。
もちろん、「心弦二胡教室」の主宰なので、普段から二胡愛好家の方たちとふれあう機会は多いですが、今回はセミナーとオープンマイクという、いつもとは少し違った形でのふれあいでした。

その報告の前に、少しだけ「閑話休題」を。

先日、その二胡セミナーに向かう車中での会話でした。
タンゴの名曲の話題になりました。
その曲は、ある映画でも流れていた曲です。
その映画のことを、ウェイウェイさんは私に説明しようとしました。

「あの、映画・・・パプリカじゃなくて・・・カルパッチョ・・・・」
と言ったところで固まってしまったウェイウェイさん。

私が、ウェイウェイさんの次の言葉を待っていると、突然
「あっっはははははっははは〜〜〜」と大きな声で笑い出しました。
そして、笑いながら
「あの、『ゴッド・ファーザー』に出ていた人ですよ〜〜〜!」
さすがに私も理解しました。
「アル・パチーノの『セント・オブ・ウーマン』ですね」

もちろん、ウェイウェイさんは先ほどよりも大きな声で
「あっははっはははっははっはは〜〜〜!!」
と笑い飛ばしていました(爆)。

「アル・パチーノ」が「カルパッチョ」(爆・爆)

――

さて、話を戻します。

土曜日は、熱海での二胡セミナーでした。
中部エリアで二胡教室を開いているウェイウェイさんの弟子の方たちが「合宿+演奏会」をするので、ぜひセミナーを開いてくださいとお願いされて実現しました。
セミナーを受ける方たちは、ウェイウェイさんにとっての「孫弟子」にあたりますね。

例によって、セミナーを受けると、みなさん「食い入るように」真剣な眼差しで、レッスンを受けます。
そして、ウェイウェイ・マジックで、確実に上達します。
「二胡をメジャーに!」という、ウェイウェイさん。
自身の演奏活動と同時に、多くの二胡愛好家に楽しんで二胡を演奏してもらうことが、その目標に近づくことができると思っています。
なので、普段のレッスンもそうですが、こういったセミナーでも、毎回、熱のこもった教え方をしていて、毎回予定時間オーバーです。

そして、その後は「懇親会」でも、大いに盛り上がりました。

――

昨日は、WeiWei’s Cafeでの「オープンマイク」でした。
コロナ禍前までは、定期的に実施していたのですが、約4年ぶりに開催されました。

自分で弾きたい曲のカラオケを用意して、弾きたい曲を自由に弾くライブです。
言ってみれば、心弦二胡教室の生徒さんたちが毎年主催している「弾いていいとも!」のミニ版です。

ウェイウェイさんの二胡を聞いて感動し、自分も二胡を奏でてみたいと思い、奏で始めたら誰かに聞いてもらいたい。
自然な流れですね。
定期演奏会もそうですが、自分の生活の中に「二胡」があり、それは「音楽」という人生の「彩り」です。
その「彩り」を、より豊かにしていくのは、とても素晴らしいことですよね。
技術的に「上手」になるのも楽しいことですが、その前に、まず「奏でる」ことこそが「彩り」だと思います。

参加した方が言っていました。
「今度、自分の参加しているサークルで二胡を弾くことになったので、舞台度胸をつけるために参加しました」
素晴らしいですね〜。

ウェイウェイさんも最初から最後まで、みなさんの演奏を聞き、最後には、みなさん一人ひとりに感想を言っていました。
そして、人前で弾くときの心構えや、注意点。
さらには、衣装選びまで、みなさんに「レクチャー」していました。

そして、最後には、参加者全員、もちろんウェイウェイさんも二胡を持って、合奏をして大いに盛り上がって終了しました。
はい。
予定時間のオーバーも!(爆)

――

実は、昨日は昼間に「体験レッスン」もありました。
その時に、二胡を初めて体験した人たちにウェイウェイさんはこう言っていました。

「みなさんは、今日はじめて二胡を弾きました。
まだ開放弦しか弾けませんが、外弦と内弦に分かれて弾いてみましょう。
そうすると、そこに『ハーモニー』が生まれて、『音』が『音楽』になります」

実際その演奏が始まり、そこにウェイウェイさんが「オブリ」を奏でると、見事に「音楽」になっていて、みなさんが「笑顔」になりました。

私にとっても、とても素晴らしく、潤いのある一日でした。

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2024.6.5)

 

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