ウェイウェイさん IN 「山形慈恩寺コンサート」
「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」
第352回 ウェイウェイさん IN 「山形慈恩寺コンサート」
※画像は9/4(月)の「World Music Night 3」のフライヤーです。
女性の声に最も近いと言われている二胡。
特にウェイウェイさんの奏でる二胡の音色は、どんな会場にも似合います。
個人的に好きな場所は、神社仏閣&野外です。
その二つが、先日の山形でのコンサートで実現できました。
平安神宮などでもそうでしたが、野外の星空の下、本堂と木々を背景にウェイウェイさんの二胡の音色が響き渡ると、とても厳粛な気持ちになり、幻想的な世界が広がります。
時に激しく、時に哀しく、ウェイウェイさんがいつもTALKで言っている、喜怒哀楽の表現がより一層引き立ちます。
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山形県寒河江(さがえ)市は、山形駅から車で30分ほど行ったところにあります。
今回のコンサートは、その寒河江市が主催で、第6回目となる重要文化財の本山慈恩寺でのコンサートでした。
ちなみに、昨年は東儀秀樹さんが出演したそうです。
会場の入り時間に余裕を持って早めに東京駅から山形新幹線で出発。
順調に行っていたのですが、新幹線が山形駅直前で突然停車。
アナウンスによると、架線に異常が発生したとのこと。
しばらく様子を見ても、なかなか発車しません。
30分以上経過しても、発車する気配がなく、私が少し焦り始めると、やっと無事に電車は動き出しました。
アナウンスが、「異常は見つからなかったので、発車します」とのこと。
思わず「異常がなかったのかよ!」と独り言のように小さな声で言うと、それを聞いたウェイウェイさん。
「異常がなくて良かったじゃないですか」
はい、その通りです(苦笑)。
迎えに来ていただいた現地のスタッフの方とジャンボタクシーで会場に向かいました。
途中、さくらんぼや桃などの地元名産品の話や、「おしんの故郷」などと言う話を聞きながら、予定より少し遅れて現地入りしました。
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まず、楽屋に入ってびっくり!(笑)
社務所が楽屋として提供されていたのですが、そこには立派な甲冑がいくつも並んでいました。
少し遅れて到着したということもあり、すぐにリハーサルでした。
今回は越田さん、森丘さんとのトリオ編成でした。
3人とも、蚊との戦いをしつつ、リハーサル。
ステージ上は雨よけのテントが張られていたのですが、本番では外す予定だったので、音が変わってしまうためリハーサルからテントを外してもらいました。
その時の現地舞台スタッフの言葉。
「この後、雨雲が通過するらしいので、、、、」
とても、心配そうでしたが、ほんの少し雨粒が落ちましたが、大事になること無く無事にリハーサルも終了しました。
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そして本番。
辺りはすっかり夜の帳が下りて、照明が本堂を照らし、とても幻想的な雰囲気でした。
しかし、ウェイウェイさんのライブは、単純に幻想的なだけではありません。
1曲めから、大いに盛り上がりました。
会場に詰めかけた満員のお客さんと一緒に、腕を振り、大きな声で掛け声。
会場に居た老若男女、とても楽しそうです。
私がもっとも鳥肌が立ったのは、「リベルタンゴ」でした。
本堂が赤く染まり、その前で、とても情熱的に演奏されました。
(https://www.facebook.com/weiwei.wuu.erhu?fref=nf)
曲が終わって、お客さんからのとても大きな拍手。
通常、野外は音が拡散してしまうので、お客さんの声が会場に響きづらいのですが、歓声と拍手が会場全体を包みました。
演奏中、カナブンのような虫が森丘さんの肩にずっと乗っていたり(ちなみに、本編が終わったら居なくなったそうです)、セミが越田さんめがけてダイブしてきたりと、森深い場所の野外でのライブならではのハプニングもありつつ、『月光』では、雲が晴れてきれいな三日月が見えたり、そして、もちろん、本編最後の曲では、お客さんが総立ちで、腕を振り手拍子をして、無事に終了しました。
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アンコールでは、寒河江市長さんが登場し、メンバーにプレゼントがありました。
花束と寒河江市名産品をいただいたのですが、その時の市長の言葉。
「今年で6回目となるこのイベントですが、会場のみなさんが総立ちというのを始めて見ました!
個人的には『中胡』で演奏された『悲しい酒』に最も感動しました」
あとで聞いたのですが、毎年市長がご挨拶するらしのですが、今回ほど楽しそうに、長く話す市長を初めて見た、とのことでした。
秋の気配が近づいてきていますが、12月15日の日本橋でのファイナルまで、まだまだツアーは続きます。
各会場ならではのライブが展開されていきます。
ぜひ、一緒にウェイウェイさんの二胡の世界を一緒に楽しみましょう!
♪♪♪♪♪♪
(2017.8.30)
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