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2016年3月23日 (水)

ウェイウェイさん IN 「スーパーポジティブ」

「マネージャーは見た! いつものウェイウェイさん」

第276回 ウェイウェイさん IN 「スーパーポジティブ」

 

 

メルマガにも有りますように、「ウェイウェイズ・カフェ・タイム」のマスタリング(CDをプレス工場に入れる前の最終作業です)も終わり、本当に発売が楽しみです。

収録曲も発表になり、ぜひ、芳醇なひとときをお楽しみいただければと思います。

 

その、マスタリングの日、スタジオにはマスタリングのエンジニア、レコーディング・エンジニア、レコード会社の担当の方や、新録曲でもろもろ参加してもらったピアノの森丘さんたちと一緒に、曲順に並べた音の最終確認作業を無事終えました。

 

以前にも書きましたが、新しいアルバムを手に入れた時は、ぜひ、曲順通りに通して聞いてもらえれば嬉しいです。

曲順も、曲間の時間も、一生懸命考えて決めています。

リッピングして、好きな曲を好きな順番でお聞きいただける時代ですが、最初だけでも曲順通りに聞いていただければ、アーティストの「こだわり」が伝わってくると思います。

 

ーーー

 

そのマスタリング・スタジオで、作業が始まる前に、ウェイウェイさんが集まった皆さんに「昨日、凄いことが有りました~」と話し始めました。

もちろん、私は知っている話ですが、ある意味「嬉しそうに」話しているウェイウェイさんは、やはり大物です!!(笑)

 

 

内容は、そのマスタリングの前日の話です。

 

夕方の時間、私が、もろもろ打ち合わせなど終了し、寛ぎモードで「少し早いけれど、今日は早めにビールでも飲みたいな・・・」と思っていた時に、ウェイウェイさんからの着信。

いつもマナーモードにしている携帯からは着信音はなく、「ブーブー」という、バイブのなんとも味気ないもの。

 

「もしもし」

と私が出ると、妙に低音で、テンションの低い声で

「もしもし・・・」

ウェイウェイさんに限らないことですが、こんな声の電話は、たいてい良くない話です(苦笑)。

そして、案の定・・・

 

「今、私は、凄いことになっています。

右折禁止を、気が付かずに曲がってしまい、警察に止められました」

「え?! どこでですか?」

「○○を大通りに出たところです。ここが右折禁止ということを知っていましたか?」

「え~~~っと、そういえばそうですね・・・。

何度か、右折しないで直進してその先の駐車場でUターンして、戻ったことがあります」

「私は今まで、何度も右折してきましたが、見つからなかっただけということですね・・・」

私は、どう答えていいか分からず、とりあえず聞きました。

「今は、どんな状況ですか?」

「警察の人が、何か、書類に書いています」

「分かりました。あとで、落ち着いたらもう一度電話下さい」

 

私の知っている交差点で夜間は「右折可」なのですが、昼帯は「右折禁止」の交差点だったので、「そうか・・・、あそこを右折しちゃったんだ。注意すれば良かったな・・・」と、交差点を思い出し、今日、ウェイウェイさんがそこを通るかも知れないことも知っていた私だったので、「失敗したな・・・」と思っていると、もう一度電話が・・・。

その時にはマナーモードを解除していたので、着信音が・・・。

先ほどの「ブーブー」よりは数段良かったものの、それでも、電話の内容がある程度予測できている私には、「楽しい」音には聞こえませんでした(苦笑)。

 

「もしもし」と、私。

「もしもし」と、ウェイウェイさん。

 

てっきり、先程以上に「不機嫌な声」が聞こえてくるかと思いきや、意外にも、いつもの機嫌の良い時とは言わないまでも、ウェイウェイさんの声は、数段トーンが上がっていました。

「どうしました?」と聞くと、

「私の免許が、更新を忘れていて、今、失効状態にあるらしいです。

なので、この後、自分で運転できないので、身元引受人になって下さい」

 

声のトーンは上がっていたものの、内容は先程以上にとんでもないことに!

その後、「警察の人に変わるので、話してください」と言われました。

 

「もしもし」と男性の声。

「はい」と私。

「○○警察署の○○です。いまお聞きになったと思いますが、右折禁止の違反だけではなく、免許が失効状態なので、無免許ということになります。

ですので、この後警察署にて『事情聴取』します。

もちろん、その後運転してお帰りいただくわけにはいかないので、身元引受人になっていただけますか?」

 

聞いたところ、ウェイウェイさんは去年の誕生日前後1ヶ月が免許の更新だったのを、ついうっかり忘れて、「うっかり失効」だったのです!

 

ーーー

 

警察の方の言い方はとても事務的でしたが、「事情聴取」やら「身元引受人」やら、私は、それこそ今話題の元野球選手のあの人の事を思い出してしまいました!

「ご住所を教えていただければ、これからパトカーでお迎えに伺います」

 

まだ事務所に居た私は、「分かりました」と答え、そそくさと準備しました。

これまで、私もスピード違反やら駐車違反やらで、何度か違反をして、その都度パトカーの中に入り、違反切符にサインをしたことはありますが、「動くパトカー」に乗ったことはありません(苦笑)。

 

 

しばらくして、本当にパトカーが私を迎えに来ました。

警察の方に身元を確認され、パトカーの後部座席に乗りました。

警察無線が聞こえてきたこと以外は、普通の乗り心地の乗用車だったのが、少し意外でした(笑)。

 

 

しばらく走って、警察署に。

 

「こちらでお待ち下さい」

と言われ、良くある「打ち合わせ部屋」のような場所に案内されました。

少しして、結構若い警察官が現れ、自己紹介してから言いました。

「今、巫さんは事情聴取中なので、しばらくお待ち下さい。

身元引受人として、いくつかお尋ねしなければならないので、お答え下さい」

と、言われ、少し私も緊張しましたが、ウェイウェイさんがどんな状況なのかが気になりました。

 

私の経験上では、交通違反で警察署に「連行」されたことは一度もありません。

まして、「事情聴取」など、実際は「事情聴取」だとしても、違反場所でのパトカーの中と警察署の中とでは、雰囲気が天と地ほども違います。

まして、「右折禁止違反」と、「うっかり失効」。

こんなことを言ったら怒られてしまいそうですが、「その程度」のことで、警察署まで「連行」されて「事情聴取」されるなど、大きく想像の範囲を超えています。

 

私は、その警察官の方に聞きました。

「確認したいことがあるのですが、よろしいですか?」

すると、警察官の方は、真面目な表情で、「どうぞ」と答えました。

「この事情聴取は、誰でも同じようにされるんですよね?

確かに違反ですが、少し大げさな気がしますが・・・」

少し強い口調で聞きました。

すると、私よりはるかに強い口調で言われました。

「当然です! 相手が誰であれ、同じです。こういう『事情聴取』は、裁判官が正当に判断するためにやることであって、違反者の不利益になるためにするわけではありません。違反者を取り締まり、『確保』するまでが我々の仕事であって、裁判官がその後に正当な判断をするために事実を正確に伝えるのが仕事です。ですので、今回の『失効状態』が、悪意を持ってわざと『無免許状態』でのことなのか、本当に『うっかり』更新を忘れてしまっていたのかを、正確に調べる必要があり、それはどんな人でも、同じことなので、ご安心下さい」

 

丁寧な口調、毅然たる態度は「さすが」と思いましたが、私の心のどこかでは「それにしても大げさだな・・・」と、思いました(スイマセン)。

後で分かったことですが、「無免許」は、結構重大で、必ず警察署で事情聴取するらしいですね。

 

ーーー

 

ウェイウェイさんにはその後に予定があり、その待ち合わせ相手に遅れる旨の連絡をしなければならなかったのですが、「事情聴取中は外部と連絡を取ることができない」という決まりがあるらしく、途中、警察官からメモ書きを見せられて、「この方に、巫さんの代理で電話して欲しいそうです」と言われました。

その時も、とても丁寧で、

「申し訳ありませんが、違反者が直接外部と連絡を取ることは禁止されています。

なかには、違反から逃れるために連絡を取ろうとする方がいるので、ご協力下さい」

と言われました。

 

それから待つこと、なんと3時間!

ウェイウェイさんは取調室に缶詰めです!

 

やっと、ウェイウェイさんが「事情聴取」を終え、「取調室」から出てきました。

「泣いているのでは?!」と、心配していたのですが、杞憂に終わりました。

それどころか、どこか「サバサバ」した顔で、警察の方に「すみませんでした」と言っていました。

 

しかも、警察署を出るときには、5人ほどが出口まで「お見送り」状態で、しかも「お時間を取ってしまい、申し訳ありませんでした」とまで言われて、なんだか、「違反をした」というより、「VIP」になったような気分と言ったら不謹慎でしょうか・・・(苦笑)。

 

車に乗り(当然、私が運転です・笑)、ウェイウェイさんに言いました。

「大丈夫ですか?」

すると、ウェイウェイさんが言いました。

 

 

これこそ、今回このブログで一番言いたかったことです。

 

「今日、こういうことになってとても良かったです!」

 

 

こんなことを書くと、それこそ「不謹慎」で、警察の方が読んだら逮捕されてしまいそうですが(笑)、運転中に違反切符を切られた時、大抵の人は「不運」と嘆きます。

「違反」は良くないことですが、駐車違反、それ程でもないスピード超過などなど、人身事故や酒酔い運転などの重大な内容ではない、現場で切符を切られる程度の違反であれば、「ついてない・・・」という気持ちになります(スイマセン)。

それを、「良かった」というウェイウェイさんの感覚に思わず言いました。

 

「え?! なぜですか?」

 

すると、ウェイウェイさんはいつもの口調で言いました。

 

「今回、こうならなかったら、きっと私はずっと更新することを忘れていて、いつまでも『無免許』で運転していたと思います。そうなったら、もっと大変なことになっていました。

それに、時間はかかりましたが、とても丁寧に聞いてくれましたし、対応はとても優しかったです」

 

どこまでも「ポジティブ」なウェイウェイさん。

感心するやら、呆れるやら、です。

 

一つ言えることは、そのポジティブさが、「ウェイウェイ・ウー」の真骨頂だと思いました。

 

ーーー

 

その顛末を、マスタリングスタジオで話して、やはり最後にはこう言いました。

 

「でも、本当に良かったです。

これからは、気をつけようと本当に思いました!

それと、皆さんも標識はちゃんと見て運転してくださいね!」

 

スーパー・ポジティブ・シンキング!

(同時に、右折禁止に気づかない、「うっかり失効」のウェイウェイさんに言われても・・・とも思いましたが・苦笑)

 

 

みなさん、ポジティブに毎日を過ごすこと、見習ってみませんか?!

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
♪♪♪♪♪♪
 

 

 

 

(2016.3.16)  

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