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2010年10月31日 (日)

第14回 WeiWeiさん IN 「Tears」

「マネージャーは見た! いつものWeiWeiさん」
第14回 WeiWeiさん IN 「Tears」

今回は、前回に続き、WeiWeiさんから聞いたお話をみなさんにお伝えしようと思います。
この話もライブのMCで何度か話しているので、聞いた事がある人もいるかも知れません。
(今回も長文です。お時間のある時にどうぞ!)

っと、その前に「閑話休題」

WeiWeiさんは先日プライベート旅行で北海道に行って来ました(本人のブログでご存知ですよね?!)
先日のライブの楽屋での事。
東京も急激に寒くなったので、自然と話題は「冬」、そして「スキー」の話になりました。
上海で生まれ育ったWeiWeiさんは、日本に来て一度だけスキー体験があるようですが、それ一回で懲りたようです。
とにかく、身体中の筋肉が悲鳴を上げて、「二度とスキーはやらない」と堅く誓ったようです(笑)。
周囲にいたみんなは、そんなWeiWeiさんの話に優しい微笑みを浮かべて聞いていたのですが・・・・。
そして、さらにWeiWeiさんが言いました。
WeiWeiさん「私はスキーより、あの『寝袋』みたいのが良いです」
周囲にいたみんな「は?!」
WeiWeiさん「ああ、『寝袋』じゃなくて、あの『揺り籠』みたいな奴が良いです。」
さすがに、鈍感な私でも分かりました。
私「ああ、『ソリ』のことですね?」

すると、WeiWeiさんは言ってしまいました!!

「ああ、『ソリ』って言うんですよね?!

アイム・ソーリー!!」


WeiWeiさんのライブで感動して、何度も鳥肌を立てた経験はありますが、WeiWeiさんと話していて、これほど
「寒!!!!!」
と思ったのは初めてで、本当に「鳥肌」が立ちました(笑)。
私が、思わず口に出して「寒!!!」と言うと、例によって「あはははは!!!」と大きな声で笑われて、そこにいた全員の体感温度は確実に氷点下になったのを置き去りにしたまま、その場は通り過ぎて行きました・・・・。

ーーーー
さて、本題に戻ります。

みなさんは一昨年発売されたアルバムのタイトルチューン『Tears』という曲は好きですか?
私は、大好きな一曲です。
WeiWeiさんにとっても、とても「思い入れ」のある一曲です。
と言うのも、WeiWeiさんが二胡を始めるきっかけとなった「思い出」と深く関係しているからです。

ご承知のように、WeiWeiさんは子供の頃から、ヴァイオリンを習っていました。
文化大革命で、西洋楽器である「ヴァイオリン」が禁じられている時に、部屋のカーテンを2重に閉めて、隠れてヴァイオリンの練習に励んだという話を初めて聞いたとき、とてもビックリしたと同時に、深く印象に残ったのを覚えています。

文化大革命の影響もあって、二胡という楽器は中国では最も「ポピュラー」な楽器で、二胡を弾く人が街中に溢れていて、そんな中でWeiWeiさんが練習していた楽器はヴァイオリン。
正直言って、当時のWeiWeiさんには「自分は他の人とは違う」という感覚があり、どこかに「二胡なんて!!」と思っている節があるようでした。
そんなある日、WeiWeiさんがいつものようにヴァイオリンの練習をしている時、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の第2楽章を聞き、ふと思ったそうです。
「このメロディは、どこか東洋的な感じがするから、二胡で弾いたらとても似合う気がする」

WeiWeiさんは、それまで二胡を弾いた事が無かったのですが、心のどこかで「簡単に弾ける」と思っていたそうです。

そこで、早速二胡を手に取り、そのメンデルスゾーンのメロディを弾いてみると、確かに「弾ける事は弾ける」けれど、ちっとも「上手く弾けない!」
その時になって初めて、「今までの二胡への認識」が間違っていた事に気付いたそうです。
弾けば弾くほど、二胡の持っている「奥の深さ」や「哀愁ある音色」・・・そういったものに気付き、それからはヴァイオリンと同時に二胡も必死になって練習を始めたようです。

まさかその時点では、その日から10年近く経ってから日本に渡り、二胡プレイヤーとして活躍するとは思ってもいなかったでしょう。

先日のライブでのMCで言っていました。
「次の曲は、私が二胡と出会うきっかけになったメロディをモチーフに作った『Tears』という曲です。
日本に来て、来年はもう20周年になります。
その間、たくさん泣きました。
もちろん、悲しくて、辛くて泣いた事もたくさんありますが、それ以上に感動して、嬉しくて泣いた事がたくさんあります。
日本に来て、二胡を弾いていて、本当に良かったと思っています」

ーーーー
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の第2楽章のメロディを聞いて、WeiWeiさんが「二胡で弾いてみよう」と思わなかったら、きっとWeiWeiさんの人生は大きく変わっていたのでしょうね。
そう思うと、『Tears』という楽曲が全然違って聞こえて来ます。


来年は来日20周年。
「やっとハタチになりました。お酒も飲めるようになりました」と笑ってMCをするWeiWeiさんですが、その歴史をこれからどんどん「紐解いて」行きたいと思っています。
来年の企画にご期待下さい!!

 
♪♪♪♪♪♪
 

(2010.10.31)

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