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2010年10月24日 (日)

第13回 WeiWeiさん IN 「東長崎」

「マネージャーは見た! いつものWeiWeiさん」
第13回 WeiWeiさん IN 「東長崎」

今回は、WeiWeiさんから聞いたお話をみなさんにお伝えしようと思います。
ライブのMCで何度か話しているので、聞いた事がある人もいるかも知れません。
(今回も長文です。お時間のある時にどうぞ!)

先日、石川県金沢市での「ねんりんピック」というイベントでミニ・コンサートを実施して来ました。
生憎の雨で残念ながら野外特設ステージの演奏は出来ませんでしたが、急遽室内に変更しての演奏になりました。
でも、とても素晴らしいコンサートになりました。
ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました。

その時に一緒に演奏したのが、いつものライブでお世話になっているギターの越田太郎丸さんと、上海万博でお世話になったキーボードの塩入俊哉さんでした。

その日は朝の8時過ぎからリハーサルで、WeiWeiさんと塩入さんと私は前日から飛行機で金沢入りしていたのですが、越田さんは前日東京で本番があり、深夜自分で車を運転し、金沢入りしたのが朝6時。
結局、越田さんはほとんど眠らずにリハーサル~本番という強行軍でした。

無事にライブも終了し、会場を後にしたのですが、私たち3人は飛行機、越田さんは当然車での帰京です。
ところが、我々3人の乗る飛行機の時間までなんと6時間も待ち時間が・・・。
それに、徹夜の強行軍の越田さんは当然のように、自分で運転して帰らなければなりません。
それではあまりに可哀想だし、心配だし、我々も6時間も飛行機待ちするくらいなら、全員越田さんの車で帰れば、運転を交替できるのでそっちの方が良いだろう、という事になりました。

WeiWeiさんを含め全員免許を持っていたので、金沢市内を越田さん、高速に乗ってから新潟県までを塩入さん、そしてその後東京までを私が運転して帰りました。
実はWeiWeiさんも、「私も運転しましょうか?」と言ってくれたのですが、WeiWeiさんに運転して頂くのは申し訳ないので(というより、この10年くらいハンドルを握っていないという、絵に描いたようなペーパー・ドライバーのWeiWeiさんに運転して頂くのは、それこそ「運を天に任す=運天」になってしまうので)、丁重にお断りしました(笑)。

金沢から東京までの途中休憩を含み8時間の車の旅は、いろんな話で盛り上がり、雨も降っていたので、確かに疲れましたが、楽しい旅でした。
高速道路を乗り継いで、関越自動車道の練馬で一般道に降りました。

その先、東長崎という池袋に近い場所を通った時、私がWeiWeiさんに言いました。
「WeiWeiさん、この辺、懐かしくないですか?!」
するとWeiWeiさんが言いました。
「東長崎ですよね。確かに懐かしいな~。」
私と越田さんは知っていたのですが、塩入さんが「何が懐かしいんですか?」と言ったので、WeiWeiさんが説明を始めました。
ーーー
上海から日本に来て、初めて住んだのが東長崎でした。
成田に到着して、成田から京成電車で日暮里に着いて、その後山手線~西武線と乗り継いで、成田まで迎えに来てくれた先輩が同行してくれたのですが、東長崎のアパートに着いたら、その先輩は帰ってしまったとの事でした。

約19年と半年前の5月3日。
うら若き少女のようなWeiWeiさんの、初日本の感想は「日本はなんて人が少ないんだろう!」だったそうです。
その頃は、GWというのを知らないWeiWeiさん。
確かに上海しか知らない当時のWeiWeiさんがそう思うのも仕方ないですよね。
いつもは決して人通りが少なくは無いと思うのですが、GW真っ最中の東長崎の夜は閑散としていたのでしょう。

日本語もほとんど喋れず、頼りにしていた先輩も帰ってしまい、人通りの少ない東長崎で一人になって、泣きそうなくらい寂しかったようです。
上海の空港を出る時には「期待と希望」に胸を膨らませ、上海から遠ざかる「距離」と比例するように「不安と寂しさ」が襲って来る。
私にも経験がありますが、初めて親元を離れ、一人暮らしをした時の最初の夜は、とても寂しい思いをしました。
でも、私は同じ日本国内だし、外に出れば普通に日本語が通じます。
私の感じた寂しさとは比べ物にならない感情だったと思います。

寂しさを紛らわす為と、上海で心配しているご両親に電話をする為に、WeiWeiさんが外に出た時、駅の側に「ピカピカ」とネオンが光っていて、人が多くいる場所を見つけました。
分かりますか?!
そうです。
パチンコ屋さんです。
WeiWeiさんは、そこが何なのか分からないまま、パチンコ屋さんの前まで歩いて行きました。
外から中を覗くと、多くの人が壁に向かって何かをしています。

当時の中国にはパチンコという遊戯に対する情報がまったく無かったようです。
その場所が何をする場所か分からないまま、明るいし騒がしい音が外にまで漏れて来て楽しそうだから、近寄ってみた、WeiWeiさん。
「仕事してるんだ!」と思ったそうです(笑)。
まあ、パチンコを仕事にしている人は確かにいるでしょうが、その発想が面白いですよね(笑)。

パチンコ屋さんの側にある公衆電話ボックスに入って、ご両親に電話をしました。
ご両親の声を聞いて、今にも泣き出したい気持ちを「グッ!」と我慢して、両親に心配をかけないように明るい声で、電話したそうです。

お時間のある方は、2009年5月3日のWeiWeiさんのブログを見て下さい。
来日して間もない頃のWeiWeiさんの写真が載っています。
あどけなさが残っていて、私の好きな写真です。

来日初日の東長崎の話を聞くより以前にその写真を見ていた私は、この話を聞いてとても「切ない」気持ちになってしまいました。
「いたいけな少女が寂しさを紛らわす為に、パチンコ屋さんの側に行き、電話ボックスの中で泣くのを我慢して両親に電話している」


越田さんの車の中は、何となく「センチメンタル」という言葉がぴったりするような雰囲気でした。

ーーー

この東長崎での思い出から、19年と半年。
来年は「WeiWeiさん来日20周年」です!

あどけない少女はずいぶん逞しくなりました(笑・失礼)

来年はそのアニバーサリーのイベントを企画しています。
この初来日の話だけでなく、WeiWeiさんと話していると、中国時代の話など、とても感心や感動、本当にいろいろな体験をしている事に驚かされます。
そんなWeiWeiさんの半生を振り返るようなイベントにしたいと思っています。
ご期待下さい!!

 
♪♪♪♪♪♪
 

(2010.10.24)

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